10月31日

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「タクトお兄ちゃん、泣かないで」 「え?」 雅ちゃんの一言で、自分が涙を流していることに気付きました 「雅はね、大丈夫!  死んだら天使さんになれるってママも言ってた! だから怖くない!」 「お前は、オレ様よりも何倍も強いな」 心に留めてはずだった本音が漏れてしまいました 「強くないよ。ねぇ、タクトお兄ちゃん」 「なんだ?」 「タクトお兄ちゃんはどうして悪魔なの? 生まれながらに悪魔なの?」 「オレ様は・・・」 どうしたことでしょう タクトは雅ちゃんに自分の正体について話そうとしましたが、思い出すことができません 「悪魔・・・」 その言葉に、なにか引っかかりがあるタクト 「っ・・・」 突然、謎の頭痛に襲われるタクト
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