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「タクトお兄ちゃん、泣かないで」
「え?」
雅ちゃんの一言で、自分が涙を流していることに気付きました
「雅はね、大丈夫!
死んだら天使さんになれるってママも言ってた!
だから怖くない!」
「お前は、オレ様よりも何倍も強いな」
心に留めてはずだった本音が漏れてしまいました
「強くないよ。ねぇ、タクトお兄ちゃん」
「なんだ?」
「タクトお兄ちゃんはどうして悪魔なの?
生まれながらに悪魔なの?」
「オレ様は・・・」
どうしたことでしょう
タクトは雅ちゃんに自分の正体について話そうとしましたが、思い出すことができません
「悪魔・・・」
その言葉に、なにか引っかかりがあるタクト
「っ・・・」
突然、謎の頭痛に襲われるタクト
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