一カ年千人計画

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 コノハズクの提案は受け入れられそうもない雰囲気だった。ノスリも初めは二人と同じ意見だったが、ミサゴの話を聞いて考え直し始めた。 「……ってなところかな。ね、だから今回は止めましょう」  ミサゴに促されてもコノハズクは俯いたまま黙っている。明らかに不服そうである。ノスリは最後にもう一度自分の考えをまとめると口を開いた。 「ちょっといいかい。僕もミサゴやトビと同じ意見だったんだけど、考えを変えた。オオワシの意見には一から十まで賛成はできないけど頷ける部分もあったと思うんだ。つまり、このままは良くないってことさ」
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