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「え、あれ??
え、えと、ここ、ピンークノウン・チングじゃないの・・・??」
「その領地の名前は聞いたことないけど。。
君はそこから来たの??」
混乱しながらもブンブンと首を縦に振ると女の子は手に持っていた透明の箱を見て、それからオレに視線を戻し、
「迷子かな??
警備庁に連れてってあげたいんだけど、私いま大切な届け物の途中なの」
そう言ってまた手に持った透明の箱に視線を移した。
つられてオレも、その透明の箱に目をやる。
中には、キラキラ光る銀色の、コロコロした・・・・・・
「パチンコ玉??」
実物見たことないけど。
とたんに女の子はケラケラと声をあげて笑い出した。
え、オレ、何か変なこと言ったかな??
ひとしきり笑うと、女の子は目に浮かんだ笑い涙を指で拭いながら言った。
「今日のうんこよ」
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