2:side I

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「それならぜひ、一緒にイこう」 どっかに出かけるみたいな手軽な言い方に聞こえて、ちょっと気持ちが軽くなる。 「うん、イく」 だから、こっちもこっちで、ついヘラっと笑っちゃった。 「ハニー、笑顔がとてもキュートだ」 「そうかよ、ありがとよ」 「その笑顔が俺だけに向けられていると思うと、余計興奮する」 「そりゃどうも」 彼の腰の動きが徐々に性急になる。ろくに声を出すこともできなくて、しっかりと俺の体を支えてくれている彼の首に、必死にしがみついた。 「っ、ぁっ、あぁっ」 本当すごいなコイツ。腕を痛める様子もなく、腰の動きだけ激しくなる。体幹強すぎんだろ。なんて頭の隅で思いながら、思考のほとんどを快楽に捧げる。 「ハニー、大丈夫かっ?」 キスを見舞われながら、急いた彼の声を耳穴にねじ込まれる。しつこいくらいに中を擦られて、どこまで奥に入っているのかもわからないほど、中全体がヒリヒリする。 「大丈夫、ぅんっ」 「もうイってもいいか?」 「ぃいよっ、俺も……っ」 イきそう、というより先に、彼がいつにも増して荒っぽく「もう限界だ」と吐息で囁いてきた。 それだけでも十分、密閉されたシャワールームの中で響いたような感じがして、頭がクラクラしてきた。
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