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白状ついでに鼻の下が伸びちゃうのもご愛嬌ということで。あー、部屋の電気暗くするんじゃなかった。ムードを考えて、ベッドサイドのデスク用のライトだけ付けてた。おかげでちょっと暗くてカノジョの体が見にくい。
「お前いっつも言うよなそれ……」
そう、いっつも言っちゃうんだよ。それでもカノジョは拒否するでもなくって、ただじっと俺の方を見てくれるだけだった。
「うーん、だって可愛いし。セクシーだし」
「セクシーって……」
「もう体つきがヤバい。体だけじゃなくって全部だけど、特に体つきがヤバい」
カノジョは相変わらず中高生的な発展途上みたいな幼さと、なのに色気たっぷりな大人っぽさを備えたまさに俺好みのいい体をしてて、見てるだけで十分オカズになるくらい興奮させてくれる。
それを抱けるっていうんだから、贅沢極まりない感じっていうか……あー、語彙力が足りない。
けど、切れ長い目でジィッと見つめられると、目が綺麗すぎてなんか悪いことしてるような気分になってくる。
「お前のそういう感覚全然理解できないけど、まぁ、うん、褒めてくれてありがとう」
軽く頷くみたいに頭だけでお辞儀した。
「いやぁこちらこそいつもお世話になってますぅ」
こっちもつられて鼻の下伸ばしながら会釈しちゃう。
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