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今日は、退院した親友の真紀と久しぶりに外でご飯
まだ再発の恐れが無いわけじゃ無いけど、とりあえず退院祝い
こうやって、2人で心から笑い合えるのも、あの日見つけた祖母の日記のお陰かも知れない
そう、ふと思い出してあの日記を開く
最後のページの日付は、祖母が亡くなったその日だった
千鶴、お前は強い
どんなに不安でも笑顔を忘れないこと
それがあの子の力になる
千鶴が本気で願うなら、それは現実になる
お前は私に本当によく似てるよ
きっともう分かっているだろう?
あの子は大丈夫
そう、何故だか分かったんだ
おばあちゃんの日記に不安な気持ちを書いた後
なんとなくだけど、真紀は大丈夫だって
おばあちゃんの不思議な力って、もしかしてこうゆうこと?
なんとなくぼんやりと先の事が分かる
今、思い出した
真紀と初めて会ったあの日
私は、この子と親友になる
なんとなくそう思った
これが運命ってこと?
それとも、ただの私の希望?
どっちでも良い
今、また真紀と普通に笑い合える
今はそれだけで十分
過去に繋がった、おばあちゃんの不思議な日記は、あの日から私の宝物だ
親友の次にね
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