ナツとハル

ぜろ

ナツとハルが現在いるのは、山の中だ。

ナツとハルは最近この田舎に引っ越してきた。
今日は二人で家の近所を散歩していた。
何しろお隣さんまで畑を挟んで30分も歩くような
ど田舎である。

はじめは、何だったろうか。
そうだ、ハルが子ぎつねを見つけたのだ。
二人で遠くから見ていた。
次にナツがリスを見つけた。
次にハルが変なキノコを見つけた。
次にナツが､､､､

そして、二人はいつの間にか山の中で迷っていた。
田舎め。

「だいたい、ハルのせいでこんな所にいるんだからねっ！」
「､､､､リスを追いかけたのは、ナツだがな。」
「違うし！いや、追いかけたのは私だけど！いや、迷ったのは両責任でしょ！ハルだって、変なキノコに夢中だったじゃん！！」
「あれ、松茸だぞ。」
「うそっ！？」
「本当。」
「うぅ、でも、だって。だって。」