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(シオリコ?あ!作者さんか!) ようやく、作者の名前が分かってスッキリした。 (なんか・・・小説かな?ノンフィクションに近い気がする) 本を閉じて元の場所に戻そうとした時に、司書さんがまた通りかかった。 「シオちゃん?読み終わった?」 司書さんは楽しそうに待っていた。 「はい、ここにありま・・・」 渡そうとした時に、本がなくなっていた。 「もしかして、戻してきちゃった?」 「えっと・・・はい。」 「じゃあそっちを探すわ、シオちゃんももうそろそろ帰った方がいいよ」 「はい、分かりました。」 司書さんは楽しそうにしながら行ってしまった。 (それにしても、どこに行ったんだろう?) 私は残っている本を図書館の本棚に戻した。
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