泡沫の恋

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 二ヶ月後、週に数回電話やメールのやり取りをして、順調に秋良との関係を続けていた越谷は、勇気を出して初めて秋良をホテルに誘い、愛しあう。お互いの気持ちいいところをゆっくりと探して抱き合う二人の身体の相性もよく、二人は幸せすぎて何度もキスをした。 「どうしよう、宏高さん。私、こんなに幸せでいいのかな」 「俺も。秋良さんかわいすぎて、こうして抱きしめてるだけで幸せ」  ベッドの中で越谷の腕に包まれて、幸せそうに笑う秋良を、越谷もまた幸せそうに見つめていた。お互いにお互いといることに幸せを感じている。こんなにも恵まれていいのかと、怖くなってしまうくらい、今の時間が充実していた。
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