最良の選択①~進路の悩み~ 【★★★★☆】

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ガチャ・・・ 複数あるカードが回転し始めた。 スマホ上にはカードを引く手が表れている、どうやらこの手をタップして1枚カードを選ぶらしい。 時田「これだ!」 カードが1枚選ばれ、ゆっくりと表向きなった。 時田「星5のカード来い!!」 【★★★★☆】能力:最良の選択 あなたの人生において2択の選択が迫られたとき社会的に最良の選択が選ばれる。 ※あなたの意思は関係ないものとする ドリガチャ君「星4とは運の良いやつだ。しかも、いまのお前にピッタリの能力だな。 あとはこの能力をどう使うかはお前しだい、ドリガチャライフスタート!」 そう言うとドリームガチャアプリは勝手にアンインストールを始めた。 時田「おいおい、本格的なイタズラだな。まぁ良いか、運が良かったことは証明された。そうするとミュージシャンの道でも行けるかもしれないぞ。」 時田は音楽学校の願書に手を伸ばした。 その時だった。頭の中に声が響いた。 声「あなたは、私立大学か音楽学校かの2択で進路を迷っていました。その結果、音楽学校への意思を固めましたが、それは間違いです。あなたの才能や技術から逆算するとプロになる確率は2%です。また、プロのレベルとしてドームでライブできる確率は0.01%となります。これは最良の選択にはなりません」 時田「なんだこの声は、あ…頭が割れそうに痛い。やばい意識が。。。」 消え行く意識のなか、彼は音楽学校の願書をビリビリに破いている自分がいたような気がした。。。
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