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ゴミのような賢者の嗚咽が響き渡った。
オラあ!マリルカの延髄斬りが、サルバトールの後頭部に炸裂した。
「がはん」
「王族の、よりによって私の尻をムニュムニュするとか。さあ、口開けなさい。あんたにホーラーワームをあげる」
何でお前が知ってんの?ホーラーワーム。
「違うんじゃ!儂とて触りたくてやったのではない!仕方なくやったんじゃ!ええい!こんなもの!」
サルバトールは頭のブラをかなぐり捨て、床にうちすてようとしたが、大事に折りたたんでポケットにしまい込んだ。
「お前が世界規模で恥さらしなゴミだってことは解ってるんだ。言い訳だけ聞いてやろう。その後死ね」
「違うんじゃ!悪魔に契約させられたのじゃ!サマエラじゃ!地獄の公爵なんじゃ!唆されたんじゃ!」
「そうか。その悪魔とやらはどこだ?」
ここじゃ!サルバトールが指差した先に、どエロな悪魔コスをした校長が立っていた。
黒革を極限まで短くした校長は、大きな錦蛇を体に巻きつけ、なんとも言えず扇情的だった。
その横には、小悪魔コスのルルコットがいた。
「あやつじゃ!ルルドのふりをしておるが、あやつは悪魔じゃ!純真な儂をたぶらかしたのじゃ!」
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