魔法少女ひまわり組の祭典

生徒や無関係の一般市民も全て敵だった。移動阻害魔法でまた一人、露店でパンを売っていたおばさんを転ばし、噴水の脇に来たジョナサンは一息吐き、噴水に引きずり込まれた。
「ぐばああああああああああ！何してんだお前えええええええ！！」
「思った以上に寒かった」
マーメイドコスのエメルダだった。
「お前ガッタガタじゃねえか！」
「うん。最初はポカポカ温泉気分だった。ものすごい勢いで冷えてった。先生、寒い。あっためて」
「その手に乗るか！自分でなんとかしろ！」
「今日の先生は噴水の水のように冷たい。トリックオアトリート。先生、私先生の赤ちゃんが欲しい」
「よりによって馬鹿かお前は！お前知ってんのか？！」
「具体的な肌の感触は知らない。ブリュンヒルデの本だとんほおおおおおっていうと赤ちゃんが出来る。私はようやくそのレベルに到達した。逃がさない。使い魔召喚」
噴水から、巨大な触手が伸びた。
クラーケン。巨大なイカがジョナサンを襲った。
「本気だな？！本気で来たな？！じゃあこっちも本気だこらあああ！ライトニング！」
雷撃魔法が、エメルダ毎クラーケンを貫いた。
ジョナサンはブロンズ故威力は低く、
ぷかあ。