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「いいよ。オレは永河の料理が食べたいだけだから」  満面の笑みで言われると…断れない。 「じっじゃあこの料理のお礼に、近いうちに作るよ」 「うん、楽しみにしている」  家に帰ったら、猛特訓しなければ!  そう思いながら、彼の料理を食べ終えた。  デザートにアイスコーヒーとチョコケーキが出てきたことに、ちょっと驚いた。 「新真くんって、甘い物好きなの?」 「オレは普通かな? でも永河は好きだろう? 教室でよく、チョコ菓子食べてるし」  うっ! …変なところを見られていたな。  確かに僕は甘い物が好きで、よく食べていた。  教室とか人前ではなるべく控えていたつもりだったけど、どうしても小腹が空いた時はつまんでしまっていた。
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