恋願う

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「また振られちゃったよ...」 「何回目だよ笑本当晴(はる)は振られるの早いなぁ」 「うぅ...」 幼なじみの晴はまだ付き合って1ヶ月の彼女に振られてしまったらしい。 俺は知っている晴の好きな食べ物、漫画、好きなタイプ、抜いているネタだって知っている。 ただ、俺の恋は叶わない。性別の垣根は超えられず今日も俺は晴のことを眺めるだけ... 俺は女装癖がある。というよりは晴のせいだ晴の理想の彼女に俺はなれる。俺を選んでくれれば解決するのに...俺はふと空を見上げた 俺はたまにする女装をしながら外に出て散歩をするのをしていた。いつもは夜だけど今日は何を思ったのか昼間に出てきてしまった。何をしているんだろと思って近所のコンビニに行き帰ろうとしていた。 「凛(りん)?」 「あれ...なんで晴が...」 俺は恥ずかしくなってその場から去ろうとした。 「待てよ...」 晴に腕を捕まれ俺は色んな感情がごちゃ混ぜになり泣いてしまった。 「...こんなの気持ち悪いだろ...」 「なんかあったんだろ?話聞くから俺ん家こいよ」 「でも...」 「いいから」
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