ボクはクライマーだった
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「ねえちゃん、いっちゃんが見てる」 ボクの視線に気づいたママがねえちゃんにボクを見るように言う。 「わっ、こわ~」 どこが怖いんだ。かわいいボクをつかまえて。 「まだ見とるわ」 「『おまえら、なんか食っとるやろ!』って睨んでるみたいや」 ねえちゃん、よくわかったねえ。吹き替えはいいから、ボクにもなんかちょうだい!
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