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それから俺は自分の席に戻ってやまちょたちにお礼を言って、しばらく話してた。
その間もさ吉が沢木君たちと話しながら、チラチラこっちを見てきたwwwまぁあの罰ゲームみたいなメガネでどこ見てんのかわからんがなんとなくwwなんだ?そんなに日記気になんのか?w
『ガララッ』
「はーい、ST始めるよー山田君挨拶お願い。」
今教室に入ってきたのは担任の稲垣 恭介(いながききょうすけ)先生。
1年の最初の頃、稲垣先生の第一印象をさやに報告したら「……えぇ、チャラくないのぉ」と、とても残念がってた。
あと、「イケメンが教室に入ってきたらきゃー」ってのは、Sクラスはない。なんか昔は割とあったらしいけど色々邪魔になるからそういう類の人間はSクラスには入れないってのがあるらしい。
「えーと。今日の補佐はー…小林君、よろしくね。この後僕のところにプリント取りに来て。じゃあST終わり。」
うわww今日補佐かよぉw
******************
「しつれーしまーーすぅ」
俺はプリントを取りに社会科準備室のドアを開けた。
「うっわwwくそ煙いわ…ちょ 先生そんなに吸って大丈夫なんすかwさすがに服に匂いつきますってwww」
「あ?あぁ小林か。だいじょーぶだいじょーぶ。あとでリセッ〇ュすっから。」
「へー先生ってリセッ〇ュ派なんすね。俺ファ〇リーズ派っすわww」
「あ、マジで?お前ブルー〇ットかと思ってたわ。」
「ちょwwwそれ色々ちげぇからwwwくそひでぇwww」
「あーー…っと。そこのプリントな。持ってって」
「あいあいww」
お気づきいただけただろうか…wwこの人、稲垣先生。さっきの俺の担任wwもう末期のヘビースモーカーでダメな大人。
本当は担任とか適当にやりたいけど上の人に怒られんのが嫌で何とか真面目先生をしてるらしいwww
俺がこの事実を知ったのは1年前────
その日も今日と同じように補佐の仕事でここを訪れた。
「しつれーしましたー………(パタン)…あ、他にも用意するもんあるかな、んー一応聞いとこ。」
と、ぴっかぴかの1年生小林は、良心で社会科準備室のドアを再び開けた。
「すみません。せんせ───」
「あーーー、授業めんどくせ。…あ?…何見てんだ小林ぃ(ニヤァ)」
「……あっ、タバコ似合いますね…へへっ」
゛
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