青春の群像2

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たのです、それでは飯を食おうというので食堂に行き見ると総てアルミの茶碗です、お盆もアルミでまったく軍隊並みです、今日はトン汁らしいのです、ご飯は大盛りでした、トン汁、 に漬物だけです、 お袋の料理はいつも、残していたけど、懐かしいなと笑うと、じき下宿しょうと孝夫が、言ったのです、そして波乱の一日が終り、朝は共同の洗面所で顔を、洗い学校に行ったのです、 入学式が行われ、教室に案内されて自分の机に座ると、驚いた事に少ないですが工業高校なのに女子がいたのです、担任が挨拶して、これから学級委員を指名すると言って、村上真一、 君と、 小山昌子君前へと言うので、またかよと前に出ると、村上が学級委員長で小山君が副委員長だそれでは職員室へ、後は自習していなさいと言ったのです、職員室に行くと一年間よろしく、 と言うので、なぜ僕なんですかと聞くと、君は入試でトップだったんだよ、見ると、公立に受かったけどここに来たそうではないか、無線通信士を目出して来たのかと聞くので、まあ、 そんなとこですと答えると、
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