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青春の群像1
青春の群像1
昭和36年村上真一は中学校に入学したのです、彼は戦争が終って2年たつた時に生まれた俗に言う戦後の、ベビーブームである、一クラス50人もおり7クラスで一学年350人もいたのです、
中学に入ると総て試験の成績により順位が決まり、中間、期末に試験が行われていたのです、成績は大体30~40番と言ところであり350人中の一割には入っていたが、目立たない普通の、
少年である、
中学での部活は剣道部に入ったのですが、この練習がすざましいもので、毎日素振りをやらされ最後には腹が減って腰がふらつく始末です、たまに父兄による差し入れがあったのです、
が戦後の貧しい時代でいつもイモだったのです、クラスで隣に座っていた美樹がある日部活の帰りに校門でまっており、おなか空いているでしょうと聞くので、ああと答えるとついて、
きなさいと言うので、
女子と一緒に帰ると、からかわれるから厭だと言うと、美樹は手を引いて、ぐんぐん歩いて行くので、やめろよ手、がいたいでは無いかと、いうのも無視して引っ張っていったのです、
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