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「だから、どうしたというのですか、この浮気者──(プイ!)」
と、一丁前に、女の分際で、俺に反抗をしてきた。
ううう、マジで腹の立つ女だよ。
先程まで俺が連れていた知り合いの女達よりも、確かに容姿の方は、雲泥の差で良いとも思うけれど。
それでもさ、俺何故だか分からないけれど。何か気に入らないんだよ。目の前の女がね……
まあ、言う訳だからね、周りから俺の様子を見ると、何故そんなに叱るの?
可愛そうだから許してやれよ、と、こんな感じでね、皆は思うかも知れないけれど。
まあ、どう述べれば良いかな?
とにかく俺の容姿が、大変に凄い事になっているのだよ。
先ず普通の人達が、俺の容姿を見たら。後退りを始めて「食われるー! 助けてー!」とでも叫んで──ここから逃げたくなるぐらいの物の怪の容姿を俺はしているのだ。
だから俺をこんな容姿にした彼女を怒り飛ばしている最中なのだ。
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