前世からの女性?

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だから、俺は気を抜かないようにしないと、いけないんだ。  でないとさ、俺もこの辺りにいる男達みたいに、殺されて処理をされてしまうかも知れない?  本当にこの女は何を考えているのか解らないよ?  本当に女神様なのか、こいつはと、思ってしまうぐらいだ。 「おい、離せよ──離せー!」 「いやです、いやです」 「いいから、離せー!」  俺は女神フレイヤに何度も述べながら、自分の手で引き離してしまおうとするんだけど。この女、華奢な体の割には怪力でね、俺が外そうと、彼女の体や顔を押して外れないんだよ。  それどころか、『ギュッ、ギュッ、ギュッ』と、ジワリジワリだけど俺のウエストの辺りを絞めつけてくるんだ。  特に今の俺の容姿は、このバカ女の神技お陰で、先程も述べた通り、野獣というか、魔王のような容姿になってしまい。  身長、身体つき、俺の大事な息子の方も、大変に大きくなっているんだよ。  だからこの女神が、両手を回している位置も、俺のお腹の胴回りに近い訳で……そこをこの怪力バカ女は。俺が嫌だと述べる度に、『ギュッ、ギュッ、ギュッ』と、行為的に絞めつけてくるんだ。  だから、お腹が苦しくて死にそうだよ!  ……それに、それだけならいいけれど。  もう、彼女……ムンムン妖艶で……フェロモン攻撃の為に、俺のジュニアは、これでもかと思うくらい、そびえ立ついるんだよ。  そんな大事な俺のジュニアは、女神の怪力のお陰で、いつでも『ポキン』と、折れそうな感じなんだ。  だから俺も、相手が女神様だろうと、憤怒しながら、抵抗するよね。  彼女に「離せー!」と、幾度となく俺が述べても「いやです、絶対に離しません!」としか、先程から女神様は答えないし。  俺自身もここで死ぬとか、ジュニア様が使い物にならなくなるのは嫌だから。抵抗する事に決めたよ。どうせこの女は、普通の女性ではないからね……  と、なると、今から、女神と喧嘩?  う~ん……それとも、夫婦喧嘩になるのかな?  まあ、取り敢えずは、穏便に済ませたいので、彼女とは話しをもう少し、してはみるけれど。ダメなら女神様に殺されないように、俺は頑張ってみるよ。  ◇◇◇◇◇ (21)
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