第2章 夫婦喧嘩になるのかな?

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 すると女神フレイヤ様は「はあぁ~、今あなたは、(わたくし)に何とおしゃいましたか?」と、地からでも響いてきそうな、怒号を放ってきたよ。  だから、俺は一瞬彼女に怯んでたじろいてしまったけれど。相変わらずの両手での胴絞めだし。相変わらず懲りもしないで、をしているのみだから余り気にもしないで。 「はぁ~、われの事を尻軽で、ふしだらな女と述べてやったわ……おおおっ! どうした、わりゃ! 図星で言い返す事も出来んかぁ? われのような女と付き合う気もねえし、結婚何か死んでもせんわぁ~、われのような女と」  俺はこんな感じで述べてやったよ。相手が女神でも関係ないよ。嫌な物は嫌だし、こんな淫乱な女を彼女や嫁にするのも嫌だし。  大体こいつ……まあ、女神フレイヤだけど。俺の事を夫だと離れたくないとか述べてる癖に何で?  先程から何度も述べているけれど、に、俺の腹部を両手で絞める……これってどう考えても、このバカ女神は、俺を殺傷する気満々だと思うんだ。  だってさ、これ俺がこの容姿……まあ、俺的にと、命名したけれど。この容姿でなければ等に、胴体真っ二つか、このバカ女神の出す淡くて甘い香りを吸って──周りて倒れている男達みたいに、当の昔に俺もこの世を去っていると思う……と、いうか、確信できるよ。  だからこのバカ女神の、俺の事を愛していると述べてる言葉は、みななんだと思うから。騙されてはいけないと心に固く固く誓う…… (25-4)
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