第2章 夫婦喧嘩になるのかな?

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「何が、お暇だ、お前はアホか?」 「えっ? い、いや、貴方が、わらわの事を怒っているようですから……」 「怒ってはいないよ、今治せばな。たた、俺自身が自分のを使用して治した場合はフレイヤ。お前に少しばかり、お仕置きを入れるぞ、それでも良いのか?」  まあ、こんな感じでね、フレイヤはオドオドしているよ。わざとらしいくらいに。実はね、今述べたけど。本当の所は俺自身がね、自分魔力を使用して治す事も可能でね。じゃ、そう皆も聞けば、自分自身で治せば? と、思うじゃない。実際俺自身もそう思うぐらいだからね。  でもさ、先程も述べた通りだよ。フレイヤと話しをするのは、遠いい昔し昔しの神話の時代以来だから、俺自身も甘えたいんだよ。奥様に……特にさ、俺の奥様は、美と豊穣の女神フレイヤ様だから。本当に良い香りがするんだよ。心が安らぐような……癖になるような香りがね……  特に最中になれば、媚薬のような香りがするんだ。  ……だからなんだよ、彼奴ら……俺から妻を取り上げたんだ。  だからさ……『ううう、クソクソクソ──』と、思うよ。思い出すとさ、本当に涙が出そうだ。 (40-19)
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