40人が本棚に入れています
本棚に追加
/306ページ
『ふぅ……』と、声を漏らしながら安堵した。
う~ん、それにしても、この膝枕の感触と味わいは、安眠枕で太刀打ちできない程の極上の安らぎだね……。
だってさ、この膝枕の軟らかさと、甘い心を癒すアロマの香りがあれば、いつ死んでも良いと思うぐらなのだ。
……と、思うと。この癒しの力、が本来の女神フレイヤの能力なのかも知れないと思い出したよ。
それにさ、これだけ、心が癒されると。彼女に先程行った悪態や暴言等も、本当に悪い事をしたと思うし……。
それにさ、英雄色を好むではないが。俺自身もこの女神を独占したくなってきた。
それに先程から、フレイヤの腿に顔を擦り付けて俺は甘えているけれど。彼女は全然怒らないし。それどころか俺の頭を先程から優しく撫でてくれる……
もうね、女魔王版のフレイヤはいないんだよ。ここにいて俺を優しく包んでくれるのは、正に美の女神フレイヤだから。もうね、この女神は、俺だけの所有物にすると心に固く誓うよ。
でもね、その前にちゃんと謝らないといけないと思う。
だってフレイヤの心が傷付き壊れてしまいそうな事を。俺は平気で彼女に暴言を吐いたのだから、ちゃんと謝罪しないといけないと思うからね。
だからフレイアに、今から謝罪を述べるから。皆さん見ていてね。
(45-3)
最初のコメントを投稿しよう!