41人が本棚に入れています
本棚に追加
特に今の俺は、この容姿のお陰なのか?
何故だか分からないけれど、背に羽があるみたいだから。何処へで飛んで移動できるのだよ。
だから目の前の女は美しいけれど、これ以上巻き込まれのは御免だから置いて行くね。
では、では、行きますか──それでは、地元の皆さんさようなら……
『トォ、オオオオオオッ!』
〈ギュッ──〉
「……ん? あれ?」
〈ギュッ──〉
あれ? あれあれ? 何だか重たいね?
う~ん可笑しな……何故重たいのだろうか、とても不思議だな?
〈ブゥ~ン、バタバタ──〉
「…………?」
〈ブゥ~ン、バタバタ──〉
「ふむ……」
俺は自分自身の背の羽を必死に動かして、空高く上昇をしたいのだが、全然空高く舞い上がれないのだよ。
(7)
最初のコメントを投稿しよう!