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家のカミさんがね、魔法を『チョチョイのチョイ』と、発動をしたら。その辺りに大量に転がっていた鉄砲の弾丸が空中を浮いたと思ったら。
──そのまま、『エィ!』と、いった感じでね、指先を人だった頃の骨のオジサン達に向けたら。辺り一面から甲高い金属音が弾ける音がした思えば。人の断末魔が、なり響いたよ。
まあ、その後は家のカミさんに頼まれて、おじさん達を召喚をしたのだ。自分達の忠実な部下が欲しいからと。
まあ、家のカミさは見ての通りの、女神様だから。俺には対しては、マゾっぽい感じの様には見えるけれど。実際はね、本来の女王様気質のようだから。俺に切れた時の事を思い出しても分かる様に、サドの所もあるんだよ。
だから、まあ、骨のオジサン達に対してもこんな感じだよ。
「女王様、このまま、真っ直ぐ走れば宜しいでしょうか?」
「うん、いいわよ、このまま、真っ直ぐ行って──」
「はい、分かりました! このまま、真っ直ぐ走ります」
と、まあ、目的地もないから、何もない草原を骨のオジサン達に運転させて只走るののみだけれど。
でもね、途中で、小さな町? 村? だと思うけれど、見つけたらね。急にさ、骨のオジサン達に大きな声で、
「貴方達、私はお腹が空きました。あの町を襲って、食べ物、お酒、水等を奪ってきなさい……。それと今日から、この町は私女神フレイヤの監視下に置きます。だから町の責任者をここに連れてくるように──皆解りましたか?」
まあ、こんな感じで、骨のオジサン達に下知を飛ばすんだよ。
「「「はい、女王様、解りました──」」」
するとさ、こんな感じでね、骨のオジサン達から声が帰るよ、一斉に……。元俺の住んでた街の治安を守っていたオジサン達なのにね。
その後にはさ、慌てて大型護送車を止めたよ。運転をしていた骨のオジサンが、車を止めるとさ、後続の大型護送車や白黒パンダのパトカーに、慌てて無線を飛ばしたよ。
「あっ・あっ・あっ、只今より、女王様の命令により、目の前の町を襲う──直ちに車を停車──全員出撃!」
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