第5章 何かしら付いてきました?

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 その無線通信が終わると、俺達夫婦が乗っている大型護送車の骨のオジサン達は、慌てて外へと駆け出して行ったから。俺も慌てて車窓から外を見て確認をしたよ。  するとさ、後続の大型護送車やパトカーのドアの音が『ドン! 』『キ~ィ、ガシャン』と、開いて閉まる音と共に。後続からも骨のオジサン達『ゾロゾロ』と、拳銃やライフルを持って、駆け足で町へと向かっていった。  この後町で何が起きたかは良く解らないから?  皆には無責任で、女房に対しての監督不行き届きだと思われるかも知れないけれど。サドバージョンの時のカミさんは、俺自身もついついと先程の悪夢を思い出して萎縮していまい注意が出来ないんだ。  でもね、町からは、重い金属的な衝撃音が、何度も響き渡るし……。周りの山間からも木霊するね。 (71-3)
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