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第2章 夫婦喧嘩になるのかな?
「おい、先程から何度も、言ってるけどさ、マジで離れてくれね?」
「いや、です……」
「いやと言われても困る……離れてくれよ……」
「いや……」
まあ、今迄も何度も述べてきたけれど、相変わらず、こんな感じで女神様と終りのない問答を続けているよ。
それにさ、俺は先程も述べたけど頭の中はクラクラするんだよ。だからさ、何度も頭を振りながら理性を保とうとしているんだ。
でないとさ、俺にしがみ付いてるこのバカ女神の思惑に乗りそうだから。
だってさ、このバカで淫乱な女神、俺に対して、お色気ムンムン妖艶攻撃を仕掛けてくるんだよ。一瞬さ、俺のその話しを皆が聞いても何? と、思うかも知れないけれど。
これもさ、俺が何度も述べた事だけどね。自称さ、というか、俺に先程から纏わり付いてしがみ付いてる、このバカ女は、天界でも三本の指に入る、美と妖艶さを誇る、女神フレイヤ様なんだよね。
でね、このバカ女神が俺と逢ってから、ずぅ~っと述べている事なのだけど。本当かどうだかは良くは解らないけれど、俺はこのバカ女の死んだ亭主の生まれ変わりらしのだよ。
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