第3章 再婚する為の自己紹介?

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第3章 再婚する為の自己紹介?

「うぅ、うううううう……ッ」 「……あっ、貴方起きましたか?」  あれ、女性の優しい声が俺に話し掛けてくるね……。  一体誰だろうか?  確認する為に目を開けてみるね。 「……ん? えっ、えぇ、ええええええええええええええええええええええっ! 何でお前がぁ、ああああああああああああああああああああああああっ? ここに、い、いるんだよ?」  まあ、俺はこんな感じで大きな声を上げてしまったよ。  それでね、何か軟らかい物に頭を乗っけて横になっていたみたいだけど。ある女性(ひと)を見て、慌てて体を起こしたよ。余りにもビックリしたからね。 「もう、貴方──大きな声を出さないで下さい──耳がキンキンしますよ……」  その女性(ひと)はね、俺の余りにも大きな声に慌ててね、耳を塞いだ。耳が『キンキンする』と、迄述べていたよ。  でもね、俺がビックリとするのは仕方がないと皆も思うだろう?  だって先程まで俺を『バラバラに切り裂いて殺してやる』とか、『食ろうてやるわ──』と、憤怒しながら、恐ろしい言葉を吐いていた女性(ひと)がいるんだからね。 (43-1)
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