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第4章 別の世界に逃避行?
「未確認生物に向けて──皆一斉に攻撃を始めろ。撃て──」
「「「はい──」」」
〈パン! パン! パン!〉
〈ドヒュ──ン! ドヒュ──ン!〉
〈カンカンカン……〉
『……ん? なに?』と、思っていたら。
一人の男性の覇気のある声が終わると、何故だか沢山の者達の返事が聞こえてきた。すると後には、辺り一面に、響きわたるよ──、火薬の爆発音と小さな鉄の玉が弾ける音が、それも多々聞こえ響いてくる。
だからさ、俺は。
「いて、いて、いてぇ、ててててててっ! フレイヤ、大丈夫か?」
と、カミさんに言葉を掛けた。
「はっ、はい、あなた大丈夫ですよ……(ポッ)」
まあ、こんな感じで、余り気にした様子もなく俺の胸に甘えているよ。(エヘ♪)
と、まあ、俺達夫婦のラブラブは取り敢えずは置いておいて。実はね、俺は先程家ののカミさんと約束した。一生掛けて守ってやると述べた通り、敵の攻撃を俺の体で壁になって守っているんだ。
実はね、先程から俺が危惧していた通りに本当に表れたんだ。警察と機動隊とが。だから不味いなと思っていると。今の通りだよ。
行き成りさ、有無も言わせず、いきなり銃を発砲──。一斉射撃に雨霰といった感じだよね。
『ううう……クソ……』
(49-1)
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