20人が本棚に入れています
本棚に追加
メール
『だって・・・きっとこれ電話番号じゃないよ』と包み紙を見せる雪
『どれどれ・・・う~ん。これやっぱり翼くんの番号だと思うよ』と紙を見ながら頷く愛美
『えっ??なんで・・そんなことわかるの??』と不思議に思う雪
『ふふふっ・・実はね。昔私も翼くんのこと好きでサインもらったことがあってね。その字にこれそっくりだから』と笑って応える愛美
『えっ・・・じゃあこれ・・。』と包み紙を眺める雪
『絶対本人のだよ!・・・メールしてみなよ』と微笑む愛美
『そんな・・できないよ・・・。』と困る雪
『もう!雪は・・はぁ~・・・じゃあスマホ貸して』と手を出す愛美
『はい。これっ・・・何するの??』とハテナになりながらスマホを渡す雪
『いや。ちょっとね・・・。』とスマホを触る愛美
『??』
『はい。スマホありがとう』と雪を見て
ニヤッと笑いスマホを返す愛美
『うん?どうしたの??』と雪
『いや。何もだよ』とニコニコで笑っている愛美
『何それ~。なんか愛美気持ち悪いよ』とハッキリ言う雪
『そうかもね・・まぁ、いいじゃん』と笑う
そして、
チャイムが鳴り
授業が始まる………
雪は急いでスマホの電源を切り学校モードへ
最初のコメントを投稿しよう!