メール

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『だって・・・きっとこれ電話番号じゃないよ』と包み紙を見せる雪 『どれどれ・・・う~ん。これやっぱり翼くんの番号だと思うよ』と紙を見ながら頷く愛美 『えっ??なんで・・そんなことわかるの??』と不思議に思う雪 『ふふふっ・・実はね。昔私も翼くんのこと好きでサインもらったことがあってね。その字にこれそっくりだから』と笑って応える愛美 『えっ・・・じゃあこれ・・。』と包み紙を眺める雪 『絶対本人のだよ!・・・メールしてみなよ』と微笑む愛美 『そんな・・できないよ・・・。』と困る雪 『もう!雪は・・はぁ~・・・じゃあスマホ貸して』と手を出す愛美 『はい。これっ・・・何するの??』とハテナになりながらスマホを渡す雪 『いや。ちょっとね・・・。』とスマホを触る愛美 『??』 『はい。スマホありがとう』と雪を見て ニヤッと笑いスマホを返す愛美 『うん?どうしたの??』と雪 『いや。何もだよ』とニコニコで笑っている愛美 『何それ~。なんか愛美気持ち悪いよ』とハッキリ言う雪 『そうかもね・・まぁ、いいじゃん』と笑う そして、 チャイムが鳴り 授業が始まる……… 雪は急いでスマホの電源を切り学校モードへ
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