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私、リア・シャーロット。
魔法学院二年生。
そろそろ進路を決める時期に入っている。
魔法学院は魔法使いの学校だけど、外に出てしまえば魔法使いの勉強などなんの役にもたちはしない。
知っていて魔法学院に居るのは私の家系が魔法使いだからだ。
魔法の勉強をしないと魔法は使えない。
それどころか死罪になる。
魔法はこの世界では異質なものだ。
許可証を取れない魔法使いは殺される。
だからみんな必死なのだけれど、私はどうしてだろう。
魔法に興味関心が丸でない。
必死になれずにだらだら時間を過ごしている。
死ぬときは痛みなく死にたいとさえ思っている。
心が冷めていると友人に言われた。
私はどうしてここにいるのだろう。
ずっと考えている答えは出てくることがなかった。
放課後は部活に行く。
魔法学院の部活は必須だけれど魔法の資格を取るために図書館に閉じ籠る生徒が多い。
命懸けなのだから部活など邪魔なだけだということもある。
私は屋上に逃げる。
だけどそこには最近先客が居る。
魔法学院の教師、ルアン・シルバー。
眼鏡の似合う、長身の先生。
一年のときちょっとしたいざこざで知り合った先生。
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