序幕

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胸を抉りとられるような威圧感に身体動かなくなる。 反射的に抵抗するけれど、先生のその力の方が上だ。 「痛い、です」 絞り出す声にあきれた囁き。 「いい加減にしとけ」 私はどこまでも先生に弱い。 だからと言って全部従うとは限らない。 だって私、人間だもの。 魔法使いだけど、人間だもの。
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