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「勿論いますよ」
「そうなんですね。私も頑張ってみます」
私はその方の作品を読みました。タイプが似ている……まだ始めたばかりで粗削りだけど、楽しませようって意志が伝わってくる。
共通のことも多々あり、すぐに仲良くなりました。
その後、私は悪ふざけからイベントを立ち上げます。そして、無茶な要望は、その方にお願いしていました。この続きを書いてよ、参加してよ、他の作品を一緒に見てレビューしてよ……
その方は文句の一つも言わず、すべてにこやかに引き受けてくれました。皆様の作品を読んで、優しく丁寧にレビューしていました。
自らの感想を丁寧なレビューに表す……これは、かなりの力と体力を使います。時間もかかります。それでも、その方はお礼と共に、全てに感想を述べていました。そして、読む、書く、感想を述べるを続けた結果、その方は確実に実力をつけていきました。誰しもがそうだとは思いませんが、その方と私は、こうして実力をつけてきたのです。
しかし、二人の共通の悩みは解消されません。笑いで有名になる小説なんて……この悩みが私たちから離れませんでした。そこで、各々が新たな道を考え始めます。笑いプラスの作品ならいけるのでは? そう考えた私は、別のジャンルに挑戦し始めました。元々ミステリーとファンタジーは書いていたので、避けていたホラーや恋愛もチャレンジしたのです。
その効果は大きかったです。酷評も多かったですが、笑いのなかにも恋愛要素やホラー要素を取り組むなど、作品の幅が多く広がりました。逆の書き方もできるようになりました。恋愛作品に得意のギャグをいれてラブコメにするなど。
そして、あの方も多くのチャレンジを始めます。ファンタジーやミステリー、SF要素を考え始め、それまでとは全く違った作品を書き始めていました。そのうちの一つに、今までとはレベルが違う作品を見つけました。その作品は多くの方の心を捉え、数々のスピンオフ作品を生み出しました。私も、原作には到底敵いませんが、スピンオフを書かせていただきました。
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