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それなのに、イベントの最終選考に残ったとき、一番にコメントをくれました。
「おめでとうございます! あのイベントで……」
予想外のサプライズだったので、私は有頂天になっていました。その方は自分の辛さをだして私に迷惑をかけないようにと、いつもと変わらないノリでお祝いに駆けつけてくれたのです。
全てを知ったとき、涙が止まらなくなりました。何でこんな優しい人が苦しんで……
私にも、今でも皆様には言えない辛いことがあります。よかれと思って笑わせようとしたら逆に凄いパッシングを受け、もう誰とも話さないでおこうと考えるときがあります。
バカで細かい気配りのできない私は、皆様が気を使ってくれているだけで、なにもしない方が良いのかもしれません。そう思い、一部の人には謝罪して、あまり話さないようにしました。ですが、あの方は違います。笑わせようとするなかにも、私と違って気配りが見られます。勢いでやらかしてしまう私と違い、本当に優しさに溢れています。
詳細はしりません。ずっとバカをやって、笑いあえた仲だからこそかもしれません。
ただ、これだけは言えます。
あなたがいてくれたからこそ、私は続けることができました。
何度もやめようとしていた私の背中を押してくれたのは、あなたです。
どういう決断を下しても、私には何も言えません。
でも、あなたの優しさがあったからこそ、今の私がいるのです。
ほんの少しでも、あなたの辛さを共有したい。一緒に背負いたい。そして…もう一度笑いあいたい。
この世界では顔も何もわからず、言葉だけで全てが決めつけられてしまいます。だからこそ伝わることがあります。この人は、私のことをどう見ているかなど痛いほど分かってしまう部分があります。
私から見たあなたの言葉からは、愛が溢れてる…そう感じています。
無力な私ができることなど殆んどありません。だけど、私はあなたを笑わせることを止めません。それだけは、例え誰に止められても、反対されても、別の人に理屈を述べられて正義を振りかざされても、絶対に止めません。
それが、私にできる唯一の恩返しだと思うから……
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