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重い…液体が中に入っている感覚
詰め替えて合計3袋の飲み水が手にはいる
『解析完了。全て飲料可能です』
バイクに順次乗せる
レーションは鞄の中に
バイクの後ろには改良されたドローン
改良されたドローンは蝙蝠型になっている
『大型生物と誤認させ蝙蝠からの安全確保を優先。翼の追加により小電力での長時間飛行を可能にしてます。武装は放電能力の強化、蝙蝠対策に強電磁波も放出します』
兵器の部類に入ってきたわね…でもあの蝙蝠にはそれくらい必要かも…
バシュッ!!
バイクから打ち上げる
翼を広げ周辺を飛び回る
周囲を確認する。
雲ひとつない青空が広がっている
蝙蝠の姿は無いようだ
地形確認
方々を山に囲まれている
内陸部かしら…
「川、海、湖、水辺らしきものがないか分析」
『了解……………微光源検出………ズーム……』
うっすらとそれらしきものが見える
進路は決まったわね
「とりあえず水辺へ向かうわ。どんな生物がいるか調査しましょう。もしかしたら、人にも会えるかもしれないですし」
人を確認出来てこそ私の計画は成功と呼べるのだ
ノア計画の子孫達がまだこの時代にいるはず
もしかしたら私と同じような人がいるかもしれない
色々な希望…そして不安を胸に私はバイクのハンドルをひねった
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