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少し落ち着いてきた。
落ち着いて見てみると私のいる部屋は
今まで気づかなかったのがおかしいぐらいに
広い部屋だった。でも、異様な部屋だった。
周りの奴らも異様だけど、それ以上だ。
…だってこの部屋には扉も窓もないんだから。
此処が何処か。今は昼なのか夜なのか。
わからないことがありすぎる。
辺りを見ても
ここには、少なくとも寝たまま見える範囲には
私の寝かされている台と
部屋の中心にある石の壇の他には何もない。
いったい、私はどうしてこんなところに。
それに、こいつらも私も
この何もない部屋にどうやってはいったんだろう。
それとも、隠し扉のようなものがあるのだろうか。
いや、なかったらおかしいんだ。そうだ。
…あるに決まってる。
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なら、こいつらがなにか持っているんじゃないか?
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という考えが頭をよぎった。
一度気がついたときに辺りは見たが
冷静になってみるとかなり印象が違っていた。
こいつらもよく見たら、いや、落ち着いて見たら
なにかわかるかもしれない。そう考えた。
落ち着いてみて「そんな馬鹿な」とおもった。
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