君のそのギャップに俺は弱いのです。

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「俺、理香子先輩が好きです! 俺じゃ頼りになりませんか?」 「加藤…。ありがとう、私もね、加藤の事良いなあって思ってたんだ。」 「え?」 「…付き合おっか、私達。皆には内緒でね?」 「!は、はい!」 「宜しくね、加藤。」 そして、俺達はその日に付き合った。 「理香子先輩、もう暗くなるからいきましょう」 「うん…。じゃあ加藤連れてって?」 そう言って理香子先輩は手を出してきた。 「は、はい!」 そして、理香子先輩と俺は手を繋いだ。 少し汗臭い体操着と、指から絡まって伝わる汗。 この日の夜は、ドキドキでいっぱいだった。
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