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恋愛小説は甘酸っぱいとは限らない
「バカヤローーーーー!」
スンスン鼻をすすりながら千鳥足で歩いている女がいた。
「ふざけんな!何が可愛い彼女を守りたいだ!私は彼女じゃなかったのか!糞ヤローーー!!!」
そう叫ぶとペタンと座り込み泣いてしまった。人目を憚らずに…
「わっ…私は…グッ…大好き…ヒッ…だったの!ウワーーーーー!!」
泣きじゃくって泣きじゃくっていた…朝からしたであろう化粧はドロドロに崩れパンダという可愛らしい表現よりも幽霊の方が良いだろう…
綺麗に巻かれていただろう金に染まった髪もバシバシのぐちゃぐちゃに…
疲れ果てたのか…酒が回ったのか…女はその場で寝てしまった…。
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