初まりのハロウィン2

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「あらあら。怖がらせてしまったかしら?。ごめんなさいね。」 山田さんが少し申し訳なさそうにしている。 「あ、いえいえ!。毎年ケーキありがとうございます。」 「いいのよー。どうせ彼氏には…また逃げられたんですから…。」 oh…またか…笑。 依然、泣いている二人の顔を見ると二人とも強く僕の服を掴んでいた。 少し、悪いことしたな。けど…。 「二人とも?大丈夫だよ。山田さんいい人だよー。」 「……。」 「まーちゃんは魔女の末裔なんだよねー?怖い?」 まーちゃんがぴくりとする。そして、ゆっくりと警戒しながらまーちゃんだけは山田さんを見た。 「ね?怖くないね!」 山田さんは笑顔で手を振っている。 「うん…やまだ……確かに怖くないかも…。食べない?」 まだ見ようとしないカミくんはともかく、まーちゃんは怯えながらも山田さんに話しかけた。 「食べないよー。ゾンビだけど、私、お菓子しか食べないの!!お菓子好き?」 「うん。好き…!あ…あたしもお菓子好きだよ!」 山田さんが優しく話しかけるとまーちゃんも少し気を許したのか、まだぎこちないが普通に話せた。 まーちゃん。頑張ったね。 次は…     
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