初まりのハロウィン

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え…?いたた…誰この子…。魔女っ娘??。 目が3になるほどダメージを負ったあと涙ながらに声のする方を見ると、ゴスロリ?のような姿の少女…いや幼女が立っていた。トンガリ帽子とよくアニメで見るプリキュアのステッキのようなものから、こっちは魔女の子どもかななんて思う。 ドロップキックされるとあのピンクの可愛いステッキが人を殺める鈍器に見えるんだよな。知ってた…?。 「た…食べないよ。僕は転がってくるおおかみ君を助けただけ。」 キックは幸いにもそこまで強くはなく一瞬後ろに仰け反る程度だった(目は死んだ)。どっちかっていうと蹴られた顔より、そのあと緩んだ手を軽く吹き飛ばす、おおかみ君の脚力の方が強烈かつ両肩脱臼するかと思うほど痛かった。 まじで腕が消し飛ぶ。 「ほ…ほんとか…?。カミを助けてくれたのか?」 おおかみ君は僕の腕から抜け出すと、バリア!と。両手を広げているまじょちゃんの後ろにさっと隠れた。 「まーちゃん!ほんとだよ!。で…でも…食べられちゃうんだよ!人間はなんでも食べちゃうって『じっちゃ』が言ってたんだ!牛さんとか、お花とか…。あと悪魔とか…。」 ちょっと待って笑。最後のは声小っちゃかったよ。多分嘘でしょ。人は悪魔を食べません!笑。     
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