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「うん、初めてだよ!。道がわかんなかったからウロウロしてたけど。あたしたちのことお兄さんが助けてくれた!『お爺ちゃん』の言う通り!」
お爺ちゃん……?
「うん!。『じっちゃ』です!」
「じっちゃ…笑。そっか。よかった笑。」
「あ、僕、パジャマとかありがどぉございますですっ!フワフワしててあったかかくて…えっと…その…。」
幸いにもパジャマがあったため、カミくんには『熊のフワフワぱじゃま』を。まーちゃんには友達が送ってきた『雪国の白パーカー』を着てもらっていた。
「いいよ…笑。気に入ってくれてよかった。」
少し話すと二人はもう完全に打ち解けてくれて、今ではカミくんが「くまさんだぞぉ!」とまじょちゃんを追いかけて僕にもたまに「がおー!」としてきている。
君、もっと怖い狼男でしょ…笑。
「がおー!くまさんは何でも食べちゃうんだぞぉ~!」
床にあぐらで座っている俺のもとに熊のフードをかぶったカミ君が、ぽてぽてと歩きながら威嚇してきた。
まぁ、もちろんノルよね笑。
「きゃ~!!!逃げないと~!。死んだフリだ!笑」
バタッ。そう言ってカミくんにあたらないように僕は前に倒れる。出来るだけ白目を意識するのだ。
「あははー!お兄ちゃん、死んだー!」
「くまさんが背中に乗るぞぉ!!走れー!」
「ちょ…僕死んでるって!笑」
~3時間後~
やばっ。遊びすぎた…笑。
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