1話【人生の終わりと新たな旅立ち】

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ーーー ーー ー 蓮司「あれ?」 気が付くと、白い空間にいた。そこは何処までも果てなく続く白の世界。 蓮司「死んだよな…俺」 トラックに轢かれたはずの蓮司の体には傷1つ無い。 『心配しなくとも君は死んだよ』 どこからともなく声がする。それは大きな声では無いが、この白の世界の果てまで届くように響くようだ。 蓮司「驚いたな…まさかあの世があるとは」 感覚が麻痺したのか、死んだ反動なのか、蓮司の思考は驚くほどに冷静であった。 どことも知れない空間ではあるが、不思議と不安は抱かない。響く声に嫌悪する事もなかった。 『君に1つ質問したい』 声は問いかける。 蓮司「なんだ」 『君はどうして他人の為に命を捨てられたんだい?』
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