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蓮司「…」
思考、そして沈黙。
何故見ず知らずの子供の為に、自分は命を捨てられたのか?そんな事はわかるはずもない。
ただ、そう…
蓮司「…後悔したくなかったんだ」
その言葉は強がりや偽善ではない
本心から出たものだった。
『ほう…』
声は何か考えるように黙りこむ。
『君はどうしたい』
蓮司「え?」
『生き返りたいかい?』
蓮司「生き返れるのか?」
『うむ、まぁ生き返ると言う言い方は少し違うか…【転生】だね』
蓮司「転生…?」
『残念ながら君がいた世界には、もう君の魂の在処が残っていない。よって、別の世界への転生となるがね。どうだい?』
蓮司「俺は…」
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