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少年『なんで転生しないの!消えちゃうんだよ?君がここにいるのは奇跡みたいなものなんだ!これは君にとってチャンスなんだよ!』
蓮司「奇跡か…それなら尚更。俺だけ特別ってのはなんかズルいだろ」
少年はこちらを見つめて黙りこむ。
少年『ホントに転生しないの』
蓮司「あぁ」
少年『……わかった…君の魂をここから解放するよ…目を閉じて』
そう言われ瞼を閉じる。これで本当に終わりだ。
…消えるってのはいったいどんな感覚なんだろう。
そんなことをぼんやりと考える。
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