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少年『天よ我が声を聞け。黄昏を呑む大海の王。大地を支える大いなる巨人よ。今この刻に始まりを告げよ。旅人を導くが我が使命と知れ』
少年が何を唱えているのかはわからないが、これが魂を解放する手順とやらなのだろうか。
少年『……んー…ごめんね!』
少年はイタズラっぽくそう言った。
蓮司「なっ」
少年『無限の果てに扉を開き、彼の者を導け』
その言葉を言い終えると同時に意識は途絶えた。
場所は見知らぬ草原へと戻る。
蓮司「はぁ…過ぎた事をあれこれ言っても仕方ない…しかし、どうしたもんか」
突如やって来た自分の事を知る者のいない世界。
勿論行くあてなど無い。
これからどうするか考えている時
それは来た
蓮司の新たな世界での旅立ちを祝福するように
蓮司「おいおい…」
蛇のような巨大な怪物が目の前に現れた。
怪物「ギシャァァァァ!!!」
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