プロローグ

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プロローグ

人生という深い深い森。 僕は迷った そもそも人生とは一体何なのだろうか。 人生とは、たくさんの出会いがあるものだと言う人もいる。 また、ある人は、別れることが人生だと言う。 そんなこんなで、僕は今日子どもから大人へと変わる。 でも、大人といってもお酒が飲めたり、税金を払うようになったと言うだけである。 そして、世間からの見られ方も変わる。 成人だからなんでも出来ると言うわけでは無いのに 今日も通常営業の眠い朝。 食卓には朝食が用意されていた。 置き手紙と一緒に けど、それは決して当たり前だは無いのだ 君は言った。 大切な物は無くなってから気付くんだよ。 けど、その時の僕には少々難しすぎた。 はたまた、それが現実になるとは愚かな僕には考えもつかなかった。 君は僕の前から消えた。 僕は改めて君というものの大切さを知った それから一年経っても受け止め切れず、色のない生活を送っていた。 記憶も失っていた。 この先こんなことが待っていようとは… 人生何があるか分からないと、身を持って知った瞬間だった。
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