渦。

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憂鬱から、抜け出せない。 まるで渦の中に、放り込まれた様だ。 波に逆らって、走ろうとしても、 紙切れや、空き缶が、 飛んでくるだけだ。 それに、立ち向かう気力も、もう無い。 と、その時、風が静まり、 渦が、止まった。 気づいたら僕は、 次の瞬間、 全力で、波に逆らって、 走っていた。 最後の力を、振り絞って。 僕はまだ、 諦めたくなかった。 渦の向こうにある、 希望にむかって、 走り続けた。
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