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第2話 安易すぎた決断
本作は前回と異なり、アクションに寄せた内容となっている。
各キャラクターは軍団を率い、南端の王都から始まり、魔物に支配されてしまった大陸を解放していくのだ。
グラフィックと音楽は、前作のデータを丸々引き継ぐと言う手抜き……もといエコ設計のため、良くも悪くもプレイヤーは随所で既視感に襲われた事だろう。
それでも迫り来る魔物の臨場感や、仲間と共に切磋琢磨しながら攻め上る快感は中々の出来栄えであった。
……が。
蓋を開けてみれば、世間様の風は暴風のごとき吹き荒れた。
その理由については、じきに明かされる事になる。
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「では僭越ながら、今回は私デルニーアが進行を務めさせていただきます。宜しくお願い申し……」
「うっせぇぞボンクラ! とっととやれよケツ穴広げんぞオラ!」
「いたた、姉さん蹴らないでよ!」
この姉は身内と言えど容赦がない。
躊躇の感じられない蹴りが、デルニーアの尻肉に突き刺さった。
もはやお馴染みの光景であるが、若い女性が化け物を虐める姿というのは、なんとも異様な絵面であった。
「ええと、まず最も多かったご意見は、ロードが長い……ですかね」
「あぁ、それはもっともだな」
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