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気づいたら私は走っていた。
頭の中でキミとの思い出を懐かしむように
ワクワクしながらたどり着いた先は
キミと初めて会った私の大好きな場所だ。
A「はぁ・・はぁ・・こんな気持ちになったのは何年ぶりだろう?」
「今までこの気持ち忘れてた気がする・・・。」
「やっぱりシャッター越しに見るこの景色大好きだなぁ」
B「やっと会えたね」
「ずっと待ってたんだよ・・・」
A「君は・・・誰?」
B「忘れちゃった?僕だよ・・幼いころによく遊んだ・・・」
A「ひょっとして映・・くん?」
B「やったぁー覚えててくれたんだねぇー嬉しい」
A「そのカメラ私のと一緒・・・」
B「実は同じカメラで僕もずっと昔から君を見てたんだよ」
「シャッター越しにね名前は・・美映ちゃんだよね」
A「私の名前・・じゃああの時の思い出って・・・」
B「このカメラって不思議な力があるって爺ちゃんが言ってたんだけどさ」
「シャッター越しに同じカメラを持つ運命の人が覗き込むとその人に出会える」
「っていうのなんだけどさ、まさかホントに出会えるとは・・・」
気づくと私は映くんに抱きついて泣いていた。
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