第1章

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「いや、シロには後ろから着いてきてもらおう。先にリザードマン達に訓知してもらったほうがいい」 「新しい飛龍は誰しも最初に乗りたがる。ピウスは謙虚だな」 「いや、シロの事を考えてさ。慣れない俺よりシロが慣れるまではベテランのリザードマンのほうがいい」 「シロの事を考えてか。さすがだな」  実は飛龍の手綱を握ったこと無いから怖くてやりたくありません! って言えないので適当に誤魔化しただけなんだぜ。  ロロロが納得してくれて良かった。  こうして俺たちは思わぬ人物の協力があり、俺達は飛龍の「シロ」を手に入れることが出来た。  エルラインを一度お茶に誘うという条件がついたけど、彼は物知りそうだし思わぬ情報が聞けるかもしれない。  さらに、ローマで会うならいざとなるとベリサリウスが居るから特に問題ないだろう。俺の安全面は......  近くまた飛龍を確保しにくることになるだろうけど、ローマ初の飛龍「シロ」は今後も活躍してくれるに違いない。飼育についてもローマにはリザードマンがいるから問題ないだろう。  さて、ローマが見えて来たぞ。飛龍を連れて帰って皆を驚かしてやろうじゃないか。 「ロロロ、ティン。今日はありがとう。無事飛龍を手に入れたよ」 「必要あれば何度でも行く」  ロロロは力強く素朴に俺に応じる。 「いえ! 私はついて来ただけです!」  一方のティンは朗らかに。  とにかく、剣を抜く場面が無くてホッとした....... 46.風車の開発は任せた  飛龍の「シロ」を連れ帰ってから数日が過ぎた。シロを連れて戻ったら既にベリサリウスは掃討作戦を「完了」させていた! 試しに一度作戦実施してみるって言ってたのに半日で終わらせるとか笑えない。  後は周辺地域の定期的な空からのパトロールで、難敵が発見されればベリサリウスが出ればいい状況までローマ周辺は落ち着いたのだ。今後ベリサリウスは猫耳族と共に戦闘訓練と狩りを主導することになった。  パトロールを行うハーピー達のまとめ役としてエリスが見ることになり、何かあればベリサリウスとパオラに状況が伝わることになる。パオラはこれまでエリスがやっていたようにローマに待機し、不測の事態があった場合にはエリスとベリサリウスへ連絡を行う。
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